2010年 04月 13日
2010.4.10 越前 2
天気:晴れときどきくもり 気温:21℃ 波高:1m
水温:11.1℃ 透明度:3~5m 平均水深 8.7m 最大水深 10.6m
お昼には今が旬のメカブ丼をいただいて、体温回復!
2本目のポイント < V字ハング >
ダイブテーブル的には掟破りだけども、この時期にはまだ行ったことのないV字ハングへ。
ちべたい水が顔に凍みるぜ~と、ちまちま泳いで到着。
オーバーハングの陰になってて、なんかより寒そう・・・^^;
いきなり鳴る鳴るashuのベル
イソウミウシ属の仲間 ラメリウミウシ属の仲間
Rostanga sp. Onchidoris cf. depressa
体長 約10mm
本ウ№298に似ています。
でもイソウミウシの仲間にしては、もしゃもしゃとしていますね。
で、体には細かいオレンジの細点があります。
岩の上で、ポツーンとたたずんでいました。
2010.5.8 追記
『ウミウシ 生きている海の妖精』のP.96の、ラメリウミウシ属の1種に外見上の特徴が大変似ていることがわかりました。
ただ分布域から見ると、同じ種類とするには標本での比較が必要との事です。
ラドマンフォーラムのOnchidoris depressaのページには、韓国からの観察も報告されていましたが、そこにはこの種が以前から北西部太平洋にいたのならば、日本のウミウシ研究者が気がついているであろうことが書いてありました。(YAHOOのなんちゃって翻訳を使っています)
なので、ここでは『ウミウシ 生きている海の妖精』に倣い Onchidoris cf. depressaとします。
namyも負けじと壁をライトで照らす。
おお~ここにもたくさんのエムラさん。
エムラ牧場が出来そうですね。
オーバーハングを見上げるように探していると、マスクに入った水が鼻についてこれまたちべたい。
こんなにマスクに水が入ってくるのもどーよ・・・ってカンジですが。
上を見ているのが辛く(ちべたいからね)なり、下を向いたら
ハラックサウミウシ属の仲間 カンムリハラックサウミウシ
Hallaxa iji
体長 約10mm
【カンムリハラックサウミウシとの共通点】
・体地色はアズキ色
・触角柄は透明
・触角は白色
【カンムリハラックサウミウシとの相違点】
・白色の細点が散在していない(写っている白い点はゴミだと思われる)
・体表はなめらかというより細かい絨毛突起がある
・触角は白色だが、ヒダは大きくない
以上のことから、ハラックサウミウシ属の仲間としました。
2010.5.4 追記
本州のウミウシの著者の中野理枝さんにお伺いしたところ、
「これはカンムリハラックサウミウシです」とのお返事をいただきました。
日陰は寒さもひとしおなので、日のあたる場所でウミウシ探し。
ここでもたくさんのエムラさん、アカエラさんたち。
その中で
オショロミノウミウシ属の仲間
Cuthona sp.
体長 約10mm
触角の形は、ツノワミノウミウシと同じ。
でも第一印象で、「ツノワミノじゃない。」と思いました。
ツノワミノウミウシはもっとミノが湾曲していて、尾部までミノに覆われています。
が、このコは尾部が見えています。
なのでオショロミノウミウシの仲間としておきます。
シロスギノハウミウシ
Dendronotus gracilis
体長 約10mm
背側突起が4対、尾の正中線上に2個の単一指状突起も見られるなどから、シロスギノハウミウシとしましたが、自信ないっす^^;
最後に
ヒダミノウミウシ属の仲間
Fiona cf. pinnata
体長 約10mm
1本目におなじ種類のチビを見ています。
体長 約5mm
本ウのヒダミノウミウシによく似ていたので、ヒダミノウミウシ属の仲間としていますが、ヒダミノウミウシの仲間とも違う様な気がしています。
体に比して触角が長いので、オショロミノウミウシの仲間かもしれません。
1本目はエアを吸いきってしまった(ashuが^^;)ので、余裕を残して74分でEX。
(ホントは寒かった)
◎◎ 2本目に見たウミウシ ◎◎ ☆は初見
26.イソウミウシ属の仲間 (本ウ№298似) ラメリウミウシ属の仲間 ☆
27.ハラックサウミウシ属の仲間 ☆ カンムリハラックサウミウシ
28.スギノハウミウシ
29.イソウミウシ属の仲間 (本ウ№295似) イソウミウシ
30.オショロミノウミウシ属の仲間 (ツノワミノウミウシ似) ☆
31.サガミコネコウミウシ
32.Cuthona viridis
33.シロスギノハウミウシ ☆
アカエラミノに似ているミノウミウシ、スギノハウミウシのカラーバリエーションはたくさんいました。
水温:11.1℃ 透明度:3~5m 平均水深 8.7m 最大水深 10.6m
お昼には今が旬のメカブ丼をいただいて、体温回復!
2本目のポイント < V字ハング >
ダイブテーブル的には掟破りだけども、この時期にはまだ行ったことのないV字ハングへ。
ちべたい水が顔に凍みるぜ~と、ちまちま泳いで到着。
オーバーハングの陰になってて、なんかより寒そう・・・^^;
いきなり鳴る鳴るashuのベル
体長 約10mm
本ウ№298に似ています。
でもイソウミウシの仲間にしては、もしゃもしゃとしていますね。
で、体には細かいオレンジの細点があります。
岩の上で、ポツーンとたたずんでいました。
2010.5.8 追記
『ウミウシ 生きている海の妖精』のP.96の、ラメリウミウシ属の1種に外見上の特徴が大変似ていることがわかりました。
ただ分布域から見ると、同じ種類とするには標本での比較が必要との事です。
ラドマンフォーラムのOnchidoris depressaのページには、韓国からの観察も報告されていましたが、そこにはこの種が以前から北西部太平洋にいたのならば、日本のウミウシ研究者が気がついているであろうことが書いてありました。(YAHOOのなんちゃって翻訳を使っています)
なので、ここでは『ウミウシ 生きている海の妖精』に倣い Onchidoris cf. depressaとします。
namyも負けじと壁をライトで照らす。
おお~ここにもたくさんのエムラさん。
エムラ牧場が出来そうですね。
オーバーハングを見上げるように探していると、マスクに入った水が鼻についてこれまたちべたい。
こんなにマスクに水が入ってくるのもどーよ・・・ってカンジですが。
上を見ているのが辛く(ちべたいからね)なり、下を向いたら
Hallaxa iji
体長 約10mm
【カンムリハラックサウミウシとの共通点】
・体地色はアズキ色
・触角柄は透明
・触角は白色
【カンムリハラックサウミウシとの相違点】
・白色の細点が散在していない(写っている白い点はゴミだと思われる)
・体表はなめらかというより細かい絨毛突起がある
・触角は白色だが、ヒダは大きくない
2010.5.4 追記
本州のウミウシの著者の中野理枝さんにお伺いしたところ、
「これはカンムリハラックサウミウシです」とのお返事をいただきました。
日陰は寒さもひとしおなので、日のあたる場所でウミウシ探し。
ここでもたくさんのエムラさん、アカエラさんたち。
その中で
オショロミノウミウシ属の仲間
Cuthona sp.
体長 約10mm
触角の形は、ツノワミノウミウシと同じ。
でも第一印象で、「ツノワミノじゃない。」と思いました。
ツノワミノウミウシはもっとミノが湾曲していて、尾部までミノに覆われています。
が、このコは尾部が見えています。
なのでオショロミノウミウシの仲間としておきます。
シロスギノハウミウシ
Dendronotus gracilis
体長 約10mm
背側突起が4対、尾の正中線上に2個の単一指状突起も見られるなどから、シロスギノハウミウシとしましたが、自信ないっす^^;
最後に
ヒダミノウミウシ属の仲間
Fiona cf. pinnata
体長 約10mm
1本目におなじ種類のチビを見ています。
体長 約5mm
本ウのヒダミノウミウシによく似ていたので、ヒダミノウミウシ属の仲間としていますが、ヒダミノウミウシの仲間とも違う様な気がしています。
体に比して触角が長いので、オショロミノウミウシの仲間かもしれません。
1本目はエアを吸いきってしまった(ashuが^^;)ので、余裕を残して74分でEX。
(ホントは寒かった)
◎◎ 2本目に見たウミウシ ◎◎ ☆は初見
26.
27.
28.スギノハウミウシ
29.
30.オショロミノウミウシ属の仲間 (ツノワミノウミウシ似) ☆
31.サガミコネコウミウシ
32.Cuthona viridis
33.シロスギノハウミウシ ☆
アカエラミノに似ているミノウミウシ、スギノハウミウシのカラーバリエーションはたくさんいました。
by ashu_namy
| 2010-04-13 23:17
| diving log 越前